総括:
有効回答数が少なく、これのみで化粧品メーカーの真意を汲み取れるものではありませんが、おおよその傾向は読み取れるのではないかと考えます。
結果としては、動物実験していないことをプラス材料と考えるメーカーと、積極的なアピールを躊躇するメーカーとの温度差が明確に感じられる結果となりました。予想されていたことですが、商品へのラベル表示をためらう理由として、「逆に安全性に疑問を生じさせるのでは」という懸念を揚げているメーカーがあり、理由を明確に揚げていないメーカーに関しても、おそらくこの点がもっとも懸念されている点なのではないかと想像がされました。また、コスト面、原材料メーカーとの兼ね合い等もネックとなる現実が浮かび上がっています。
しかし今回、多くの化粧品メーカーが、化粧品の動物実験の今後に関して「なくなっていくだろう」という予想を立てていることは、私たちを大きく励ます結果となりました。残念ながらホームページ上での表示時期を回答くださったメーカーに関して、2003年11月現在更新が見られないケースもありますが、今後とも私たちSTOP
ANIMAL TEST! CAMPAIGN ではメーカーに声を届ける活動を続けていきたいと考えています。