ピッピやカッレくんやエーミルで知られる、アストリッド・リンドグレーン。作品は日本でもかなり有名だと思いますが、晩年は動物保護についてかなり発言していたというのは全然知りませんでした。

この評伝を読んで初めて、スウェーデンの動物保護法成立にリンドグレーンのそうした発言が影響していたことを知りました。

この本には、バタリーケージについて寓話的に書いた文章が載っています。(新聞に掲載されたものらしいです。)「私の牛はたのしく暮らしたい」という著作集は、そういった動物保護に関わる文章を集めたものらしいのですが、未邦訳です。ん~、残念。

ちなみに、スウェーデンは、動物保護法成立後10年目にして、バタリーケージが消えたと書かれていました。

最近、やはり文学の力ってすごいんじゃないかなと思ったりしています。