幼稚園や保育所に通わせている保護者の15%が、子どもに健康食品のサプリメントを与えているという記事があって、とても驚きました。

愛媛新聞のコラムでもそのことが取り上げられていて、分子生物学者の福岡伸一の見解として、「不足に対する、いても立ってもいられない強迫観念」があることを紹介していました。

たぶん、そうなんでしょうね…。

ベジタリアンでも栄養学的には全く問題ないのに、なにかとんでもなく栄養不足に陥ってしまうのではないかと心配する向きがあるのも、そこに理由があるんだろうなと思いました。

アメリカで栄養学自体が精肉産業の圧力を受けて変節してしまったこと、日本でもその栄養学に基づいて家庭科の授業がなされていることなど、教育の問題等もあると思いますが。

コラムには、「ヒトには欠乏や不足に対する用意はあるが、過剰さに対する制限装置は欠けているらしい」ともあります。なんとも悲しいことですが、理性を持って自制することも大事だと思います。

不足への強迫観念
http://www.ehime-np.co.jp/rensai/chijiku/ren018200907081168.html