化粧品の動物実験廃止へ向けて自然化粧品のラッシュが創設したラッシュプライズの今年の発表がありました。
http://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000219.000006160.html
びっくりしたのは、OECDがこの受賞についてリリースしていることです。AOPについて、ちょっとした情報もまとまっています。
Adverse Outcome Pathways, Molecular Screening and Toxicogenomics
http://www.oecd.org/env/ehs/testing/adverse-outcome-pathways-molecular-screening-and-toxicogenomics.htm
今年の日本動物実験代替法学会も現在開催中ですが、急にAOP一色になってきました。少し前まで、たしかJaCVAMあたりでそうい話が出ていた程度だったのに、今年はすごいです。すでに有害性転帰経路という訳もつけなくていい感じになってきました。
急に流れって変わるのですね。
IATAの流れがくるのはいつだろうか。
皮膚感作性試験であるKeratinoSens(ケラチノセンス)を開発した人もラッシュプライズをとっていますが、感作性はAOPがまとまったからといって、全ての段階を非動物試験で代替できるようになったわけではないです。
最近出た一般向け動物の権利関連書籍で、やたらと動物実験関係者の言葉を信用して動物愛護家をDisっておきながら、アレルギー性試験は代替法があるとか書いている本があるのですが… 
代替法があるということと代替できるということの意味の違いがわからないまま書いているのはどっちか?と感じます。