日本癌学会学術総会のプログラムによると、
「今年で、1915 年の山極勝三郎・市川厚一両氏による『世界で初めての人工発がんの成功』から 100 年が経過した。」
ということらしいです。ウサギの耳にコールタールを塗り続けて、がんができたってやつです。
う~ん、この研究が今でも絶賛されているようなのが正直驚きました…。
人間のがんについての研究を、動物に人工的に作ったがんで行うという間違った路線をつくったという理解でおりました(苦笑)
関係ないのですが、思わずこの写真を使いたくなり元ネタを調べたら、疥癬の実験でした(汗)。発がん実験だとか化粧品の動物実験(感作性?)だとかいろいろ言われてるような気がしますが、撮影されたのはライト州立大(Wright State University)で1992年の写真です。(動画は下)
rabbit-vivisection-experiment-Wright-State.jpg

動物実験の写真の出所がわからんとか批判する向きもあるみたいですが、動物保護側が出した写真は、だいたいいつごろどの団体がやってたどの問題のときの写真とか、あの写真家のだとか、だいたい見当がつくので「なんだかなー」と思ったりもします。まあ古い写真が多いのは確かですが、撮らせないようにしておいて「新しい写真がない」とか批判するのも変でない?とか思わなくもないです(笑) 学会とかなら、まだひどい写真出てきますし、ご自分たちで提供していただきたいですね…。