今年度の化審法セミナーの資料が国立環境研のサイトに公開されました。
生態影響に関する化学物質審査規制/試験法セミナー(平成26年度)【東京会場:H27/1/22(木)、大阪会場:H27/1/28(水)】
http://www.nies.go.jp/risk/seminar_kashin.html
化審法で新規化学物質の審査・確認を行う際に求められる試験には4分野ありますが(詳細はPEACEのページにまとめました)、今回のセミナーは主に生態毒性試験についてのもので、資料「生態毒性試験実施にあたっての留意点」に、魚類急性毒性試験で使用された魚種の統計が載っていました。
fishtest.gif
また、目を引いたのは、下記の記載です。基準物質の試験というのは、日本では半年に1回行われています。

(補足)海外のラボで動物愛護を理由に魚類急性毒性試験のための基準物質の試験を実施しない宣言しているラボがあります。環境省も化学物質GLPの担当部署として責任ある検討が必要となるでしょう

国際的には、魚類にも配慮が拡大していることを感じます。