iPS細胞を使った研究が動物実験の代替になる話はこれまであまりマスコミでも触れられてこなかったと思うのですが、ついに、あの山中さんが言ってくださいました! 
iPS細胞で患者の病態が再現できて治療効果が認められた場合、、
「もうネズミのデータは、なしでもいいんじゃないかと」!!!!
(正確な文言がちがっていたらすみません、確認できたら直しますが、主旨としては間違っていないと思います)
2014年9月18日(木)放送 クローズアップ現代
iPS細胞が変える“薬の常識”
http://www.nhk.or.jp/gendai/kiroku/detail_3553.html
事前告知に、「iPS細胞を使うことで、現在、動物実験が前提となっている創薬の流れを根本から変える可能性もあるという」という煽り文句は入っていましたが、ほんとにその話もするの?と疑ってかかっておりました。
でも内容としては、一般に思われているレベルからすると、かなりパラダイムシフトなことを取り上げていたと思います。
いや、山中さんはマインドセットを変えるという表現を使っていましたね。
マインドセット。
使わせていただきましょう[るんるん]
いやー、山中さん、そこまで考えていてくれたなんて、うれしいな[るんるん] ←急に評価変える人w
話題としては、この軟骨無形成症などに関する研究成果が公表されたことを受けての番組でした。
<iPS細胞>活用で薬効証明 患者細胞から病気再現
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140918-00000007-mai-sctch
番組では、iPSで病態が再現できて治療効果が認められる場合、動物実験で確認する段階も要らなくなるかもしれないということが図でもきっちり示されていました。
無謀に思われるところだとは思うのですが、人で効果があるのにネズミでは反応しないこともありえるので、本当に治療法を求めているなら、そこで有望な方法が失われてしまっていいのか?ということは大きな問題です。
それに動物モデルが本当に病態を表しているかという問題もありますし、動物モデルがあるとも限らないですよね。なければわざわざそれを作ることに時間をかけることは人道的なのか。
今回の研究はネズミでも実験されてしまいましたが、これまであまり取り上げられてこなかった側面に言及されていたので、私はいちおー満足です。
jintai_yamanaka.jpg
これ、自由に使っていいんでしたよね? 周回遅れだし、番組違うけど(汗)