動物実験に使われた犬や猫に一般家庭での第二の人生を送らせるための法律、「Beagle Freedom法」の動き、気になっていましたが、ミネソタ州で成立した件をDog Actuallyさんが既に日本語で紹介されていますので、リンクします。

実験動物としてのビーグルに新たな犬生を送る権利を!アメリカでBeagle Freedom 法が制定される

http://www.dogactually.net/blog/2014/06/beagle-freedom.html
これを推進したBeagle Freedom Projectの活動はホントにすごいと思いますが、実験動物を家庭へ迎え入れるには馴化やしつけの問題もあり、そもそも実験用に「生産」される段階から家庭でも通用するような飼育方法をしておくことが理想だとも聞きます。
つまり、実験施設でも、ただ犬や猫を施設に置いておくのではなく、家庭にもらわれていくのを前提にした飼い方にする。
そうすると当然福祉も向上するので、単に命を救うだけではなく、動物実験の現場の実際的な改善が見込めるというわけです。
マウス・ラットはここまで引き取り手がないであろう……と思うとやはり不利には思いますが、こういう社会との接点のある動きが定着していけば、もう少し扱い方もよくなるかもしれないし、波及効果を期待します。