女子高生が動物を殺していて、ついには母親に毒を盛るに至った事件、たしか私もブログに何やら書いた記憶があります。
この事件が映画化されているそうなのですが、これはこの事件の本当のところを再現しているのでしょうか。
何かこねくり回して変なことになっているような気がしてなりません。
さらに言えば、どうもこの映画のために金魚を殺したようなんです。
一匹の金魚が、どのように死に至るのか。
生死の一部始終を“きちん”と見せることへのこだわり

印象に残るシーンが数々ある本作だが、一匹の金魚が死に至るまでを収めた場面も忘れがたいところ。

http://www.uplink.co.jp/thallium/productionnote.php
こんなことが許されるのでしょうか。
事件から得られる反省が全く見られません。
映画『タリウム少女の毒殺日記』
http://www.uplink.co.jp/thallium/story.php
月刊「創」の今月号に、この監督と想田監督との対談が載っているので気になって見てみたのですが、想田さんが動物と人との差は案外小さいのではないかという話をされていて、そこには共感できるので、何だか奇妙なちぐはぐ感を感じました。
人を大事にする言論がとてもとても大きいことに比べて、動物が大事にされていない感は絶望的なレベルなので、そのことを言っているならいいのですが、この文脈だと「動物は殺してよいから人も殺してよい」という話につながる気がします。
とても正当化できることではないと思うのですが。 
リアル世界でグロを見せたがるのは、ほんとに理解できません。
生物学者なども出てくるらしいけど、動物を機械のように見る世界をグロとして紹介するならまだしも、きっと違うんだろうな。
お金払いたくないから、絶対見に行かないけど。