動画は、オーストラリア・モナッシュ大学の実験用霊長類繁殖施設の様子です。

The monkey farm: primates being bred for experiments
http://www.theage.com.au/victoria/the-monkey-farm-primates-being-bred-for-experiments-20121124-2a0gz.html#ixzz2GrzjMLGv
オーストラリアにはこのような施設が2つあり、もうひとつはシドニーだそうです。また、ヴィクトリア州では、この5年で霊長類の使用数は3倍になったとのこと。大部分の実験はモナッシュとメルボルン大学によって行われるそうなので、3倍になったといっても日本よりはずっと少なそうでしょうか…。この施設は400匹以上を飼育しているそうですが……。
実験の内容は、例えばHIVに感染させて性器を取り出したり、マーモセットの脳に電気ショックを送ったり、妊娠したヒヒを致命的な病気にしたり、赤ちゃんマモーセットにアヘン剤を過剰投与したり……。
シドニーの聖ヴィンセントの病院心臓移植研究のトップであるアン・キーオ教授は、「動物実験は過去には科学に寄与したが、テクノロジーは進んだ」と言っているとか。
「多くの動物モデルが人間にあてはめるには問題があり、代替法があるのに採用されていない。動物実験委員会にも問題がある。実験を承認するというペーパーワークを主にやっているのだ。臨床医もお金を寄付する人々も、動物実験施設で何が起きているのかを知るべきだ。市民がアクセスできる情報は限られる」……
うーん、そこまで言ってくれるなんてこのお医者さんどんな人? と思ったら、このサイトにインタビューが載っています。
Anne Keogh on heart research
http://antidote-europe.org/en/interviews/anne-keogh-on-heart-research
「オーストラリアでは動物を使わないで外科医になれますか?」
「もちろん!」
みたいな方だったんですね♪
この団体を紹介していました。
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