日本の話ではなく、北米の話ですが、読んで驚いたので思わずご紹介……。
何と、学校教育で使われる1,000種にもおよぶ外来動植物が、教師自らの手で、野外に放出されているというのです。
School Teachers Release Invasives
http://the-scientist.com/2012/08/09/school-teachers-release-invasives/
「安楽死については教員の意見が真っ二つに割れる」とあるので、要するに殺したくないから野外放出ということなんでしょうね。
こうなるんだったら、最初から生き物は使うべきではないですよね。(記事には在来の生物を使えとありますが)
学校で使われるかわいそうな生き物たちの50%は、ペットショップや水族館から来るそうです。こういった生物を供給する側の人間も教育しろと、元ネタの人は言ってますが……
Study finds a new pathway for invasive species – science teachers
http://oregonstate.edu/ua/ncs/archives/2012/aug/study-finds-new-pathway-invasive-species-%E2%80%93-science-teachers
「安楽死が唯一の選択肢になる場合もあるが、学校の先生が実行するのは薦めない。地元の獣医師に相談すべきだ」とありますが、カメとか、カエルとか、ザリガニとかでしょう? 日本だったら、獣医もどうなんだろう……(とか思ってしまう)。
調査した人は、「学校で生き物を使うべきでないとは受け止めてほしくない」とか言ってるようですが、どうなんですか。野外に出て行って生き物の観察するのは大事かもしれないけど、ペットショップで買ってくるとか、もはや不自然極まりなく、論外で、不必要としか思えないのですが。
まして、用なしになったら殺すとか、捨てるとか。学校教育って何を教えるところなんでしょう。