先日の環境省の小委員会の傍聴(第19回)、仕事の関係ですべてを聞くことができませんでした。残念です。
話を聞くことができた中でひとつ気になったのは、マイクロチップの話です。10年くらい前に、獣医師会でも賛成反対半々で合意に至らなかったが、その理由は、チップが大きいこと(痛々しい)、国民総背番号制に対するのと同じような懸念、そしてどのメーカーのチップを導入すべきかでモメたことなどだったという説明が委員長からありました。
その当時は、獣医師でさえ、マイクロチップが大きい(=痛そう)という印象を持ってくれていたんですね。感慨深いです…。
実は、動物実験の業界を代表してきている委員から、実験マウス用のマイクロチップもあるのだから、もっと小型化しているのでは?という話があったのですが……。
マウス用のマイクロチップ、そこまで小さくなっているでしょうか?
去年、「動物実験用のマイクロチップの写真もらったので送ります、小さいですよね」ということで、写真とサイズ情報をいただいたのですが、「これだったら普通の犬猫用のと変わらない大きさだと思います~」と思わず返信してしまったのでした、私…。すいません。
マウスのサイズがあまり知られてないだけだとは思うのですが、やはりまだ実験用も驚くべき大きさだと思います。
実際、いま実験用のものを検索してみても、幅2.1mmとか2.2mmとか、犬猫用のものとそれほど変わらないサイズに思えるのですが、今はもっと小さいものも開発されているのでしょうか。
以前、動物園関係者の方から、ハムスターにもマイクロチップを入れていると聞いたので、そのことをよく「人間に鉛筆入れるくらいの大きさ」と例えているのですが、これら実験用も、それと大して変わらないように感じます。
でも、動物実験業界の方も具体的なサイズは知らないようだったので、それほど普及はしていないのかもしれないですね…。それは少しほっとします。
普及しているリーダーで読めるものでないと犬猫用に同じものは導入できないとは思いますが…「実験用のものはすごく小さい」という誤解が広まるのではないかと、少し気になったのでした。