すでに先月アメリカでは公開されていました。ドキュメンタリー映画の『プロジェクト・ニム』。悲劇のチンパンジーのうちの一人、有名な“ニム・チンプスキー”です。
映画評もありました↓
【映画評】人間として育てられたチンパンジーの悲劇-心に訴える現実
当時は大真面目に「科学」の美名のもとに行われていたことが、後の世の人から見ると非常に陳腐で馬鹿馬鹿しく、そして非人道的だったということが、このトレイラーでもはっきりと感じられます。
日本でもやらないかなぁ…。

悲劇のチンパンジー―手話を覚え、脚光を浴び、忘れ去られた彼らの運命 (自然誌選書)

悲劇のチンパンジー―手話を覚え、脚光を浴び、忘れ去られた彼らの運命 (自然誌選書)

  • 作者: ユージン リンデン
  • 出版社/メーカー: どうぶつ社
  • 発売日: 1988/12
  • メディア: 単行本

出版社/著者からの内容紹介
有名な言語実験に使われたチンパンジーたちのその後の運命は…? 人間の時々の都合による「動物実験」は、今や再考の時がきている。

内容(「BOOK」データベースより)
本書は、言語実験の衰退にともなって離散したチンパンジーたちのその後の消息を追跡した記録である。彼らの運命はさまざまであった。テキサスへ「島流し」にされたニム。商品として売られ、身元不明になったアリー。生まれ故郷のアフリカへ送られたルーシー。かつて手話を覚え、脚光をあびた彼らは、一時的にもてはやされ、そして忘れられた…。彼らのたどった旅路は、人間の動物に対するあいまいな道徳観や、その時どきの科学の情勢によって強いられた巡礼の旅であった。この本は、研究者の実験動物に対する倫理の問題を投げかけている。
ショートカットでニムの生涯を知りたい方はこちら↓
Nim Chimpsky: the chimp who thought he was a boy
http://www.telegraph.co.uk/culture/donotmigrate/3553978/Nim-Chimpsky-the-chimp-who-thought-he-was-a-boy.html

Nim Chimpsky: The Chimp Who Would Be Human

Nim Chimpsky: The Chimp Who Would Be Human

  • 作者: Elizabeth Hess
  • 出版社/メーカー: Bantam
  • 発売日: 2008/12/30
  • メディア: ペーパーバック

そして、これはちょっとネタバレです↓ ^^;
Cleveland Amory Black Beauty Ranch
http://blackbeautyranch.org/