驚きのニュースです。といっても、もうずっと前から「危ない」とささやかれていたことだと思うので、そういう意味では驚かないニュースですが…
実験用サルの繁殖販売業者、日本野生動物研究所が倒産だそうです。
日本野生動物研究所:倒産 負債9億5000万円 /鹿児島http://mainichi.jp/area/kagoshima/news/20110507ddlk46020645000c.html
㈱日本野生動物研究所 特別清算開始決定http://tokei-net21.com/kagoshima/archives/7132
記事などによると、
3月23日、株主総会の決議により解散。
4月18日、鹿児島地裁名瀬支部より特別清算手続開始決定を受けた。
電話に誰も出ないので変だなと思ったのですが(動物がいれば誰かはいるはず?)、なんと、すでに現地は整理されているんだそうです。
研究施設・動物園などに渡せるものは渡し、研究用に使っていて外部に出せないような個体はすでにすべて安楽殺されたとのこと。
4、5年前の記憶ですが、当時ここにはアカゲザル等2000匹近くのサルがいました。
バイオリソースプロジェクト「ニホンザル」では、当初この施設に1600匹の母群を入れる計画をしていて、実際にここにナショナルバイオリソースから億単位の税金が投下されました。
しかし今回殺処分されたのは100匹弱です。
ここにはカラクリがあったんですよね。このカラクリに気がつかないで一度ブログを書いてしまったので、訂正しますわ。
これ、どこにも何も説明ないのは、何だかおかしいです。
というか、民間施設の名称をかたくなに公開しない態度で来たから、説明もできませんよね(苦笑)
あえてここまでで放っておこー。
私たちには驚きのニュースですが、サルを実験に使っている人たちの間ではとっくに知られていることだったのだろうなと思います。
こうやって動物たちの運命は、人知れず闇の中で流転するんだと思います。