EUの動物実験に関する新しい規制（動物実験指令の改正）も、あともう少しで成立しそうな感じですね。
Lab-animal battle reaches truce　（きゅ、休戦・・・？＾＾；？）
http://www.nature.com/news/2010/100413/full/464964a.html
EU to boost lab animals’ welfare
http://news.bbc.co.uk/2/hi/europe/8619605.stm
この報道で思い出したのですが・・・
昨年末のリスボン条約の発効によって、従来の「EU条約」は「EUの機能に関する条約（略称：TFEU）」に改められました。
その第１３条というのが、動物福祉に関するものです。
上記のBBCの報道では、このことによって動物福祉はEUの中心的課題のひとつ、すなわち差別との戦いや男女平等の推進、人間の健康や福祉の保護と同じランクに位置づけられたとあります。
（す、すごーぃ・・・）
もともと議定書に含まれていた内容がバージョンアップされただけのようですが、このような内容です。
「動物は感覚ある存在であり、EUの農業および漁業、運輸、域内市場、研究、技術発展、宇宙政策を立案、施行する際には、EUおよび加盟国は、動物福祉の要件に十分に配慮しなければならない。ただし、宗教儀式ならびに文化的伝統、地域遺産に係わる加盟国内の法的および行政的措置ならびに慣習を尊重するものとする。」
“In formulating and implementing the Union’s agriculture, fisheries, transport, internal market, research and technological development and space policies, the Union and the Member States shall, since animals are sentient beings, pay full regard to the welfare requirements of animals, while respecting the legislative or administrative provisions and customs of the Member States relating in particular to religious rites, cultural traditions and regional heritage.”
EU：動物福祉のページ
http://ec.europa.eu/food/animal/welfare/index_en.htm