年末に資料の山の整理に着手したのですが・・・こういうのはだいたい、あっち読んだりこっち読んだりして進まないものですよね、あはは・・・^^;。
今また、昭和52年に東京都が行った動物実験施設へのアンケートの報告書の写しというのが出てきて、手が止まってます^^;。1977年だから、30年以上前のアンケートですよね・・。テーマは実験動物の検疫についてで、ものすごく時代を感じる内容になってます。
ネコの欄の記入例なんか、「入荷3日後にヨダレをたらして死亡」とか書いてあって・・・明らかに行政からの払い下げが大量に行われていた時代の話・・・。試験機関からの回答の中にも、「ネコは検疫中に30%死亡する」というのがあります。「ウサギ・モルモットは農家の生産に依存しているので病気が多い」とか。30年前でも、まだ近代化の途上だったんですね、動物実験。
何の動物についてかはわからないけど、「検疫による見掛け上異常がなくても、使用者にわたってから発病すること、採食拒否により悪くなるなど問題がある」とかいう回答も。
動物福祉が目的ではなく、動物実験の質の向上のためのアンケートだと思われますが、自治体がこういう調査をやっていたのは興味深いです。
参考:東京都総務局総務部研究調整課(←今はもうない部署みたい)
「実験動物の検疫に関するアンケート調査報告書」