マーク・トウェイン短編全集〈下〉

マーク・トウェイン短編全集〈下〉

  • 作者: マーク・トウェイン
  • 出版社/メーカー: 文化書房博文社
  • 発売日: 1994/03
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)

『トム・ソーヤの冒険』や『ハックルベリー・フィンの冒険』で有名なマーク・トウェインもまた、動物実験に対してとても否定的でした。
「犬の物語」(The dog’s tale)は、1匹の犬の一人称で書かれたとても短いお話ですが、そんなマーク・トウェインの思いが伝わって来る作品です。
この作品では最後の最後まで、犬は、自分がもらわれた「ラボラトリー」の意味をわかっていないと思います。そこに胸がつぶれる思いがする、とても悲しい物語でした。泣けること請け合い(;;)
ちなみに、マーク・トウェインはこんな言葉を残しているそうです。
私は動物実験が人類に利益をもたらす様な成果をあげたかどうかな
どといった事には興味がない….動物実験というものが実験される
ことに同意したわけでもない動物に苦痛を押し付けている事こそが
私が動物実験を憎む理由であり、その事実は他の事を知るまでもな
くこの憎しみが正当なものだと私に確信させるに十分である。
                      マーク・トゥエイン(作家)
nyateteさんのAnimal Rights FAQ #77より
http://www.geocities.co.jp/AnimalPark/2935/faq/faq77.html

何度か日記などにも書いたかもしれないですが、動物からはインフォームドコンセントをとることができないにもかかわらず彼らが実験に使われているということが私がずっとひっかかっていることなので、改めてマーク・トウェインの言葉に驚くと共に共感しました。
初心に帰らねば・・・