最近、動物の移動販売にSTOP!というキャンペーンを保護団体側と業界側と手を取り合ってやっていて、すごいな!と思います。でも、そこでふと考えるのは……同じ移動なのだから、移動動物園だって動物にストレスかかって問題では…ということです。
GW中は、あちこちで移動動物園イベントがあったみたいで。そこに動物がいることに違和感を覚えない人も、どうやって動物が連れてこられているかを知れば、少し考えなおしてもらえたりしないかと思い、動画をリンクします。

本来アザラシは野生動物なのに、抽象的な意味の「ふれあい」ではなく、マジで手で触ってもいいというイベントだったことも驚きです…。動物を運んでくる距離も、滋賀から東京とは、ずいぶん遠いです。ほかにも、甲羅に破損のあるケヅメリクガメに、まだ若い痩せたモルモット、たくさんのヒヨコなどなど。
移動動物園は、1日だけの興業ならその会場での動物取扱業の登録は不要です。法律の抜け道だと思いますが、1日ごとに違う業者を呼んで、違うイベントが偶然連続している形にして登録を逃れることができるそうです。ビックリ。(でも実際には、この会場では、前日のワンコの業者もこの日、参加していますが??) 
動画をリンクしたイベントは企画が朝日新聞社事業本部でしたが、日本の世論に大きな影響を与える新聞社が安易に移動動物園、それも、本拠地の飼育状況が問題視されているとわかっているところを利用するのはほんとにがっかりです。
移動動物園について、なんらかの規制が必要だと思います。
環境省へ意見を送る:https://www.env.go.jp/moemail/
イベントを企画した朝日新聞社へ意見を送る:http://www.asahi.com/reference/form.html