In U.S., Few Alternatives To Testing On Animals
Panel Has Produced 4 Options in 10 Years

アメリカの動物実験代替法の採用にかかわってる委員はちょっと厳しすぎるんじゃないか、ヨーロッパでは34も採用されているのに、アメリカでは10年間に4つだけしか採用されてないよ、という記事です。アメリカの動物実験代替法評価承認に関する現状が詳しく報道されているように思います。(2008年4月12日ワシントンポスト)
にしても…記事の最初に出てくるボトックス注射の動物実験。1回の製造出荷単位ごとに、マウスを使ったLD50試験が行われているんですね。ボトックスなんて、「しわとりのためにそこまでするか?」と思っていましたが、開発のときに動物実験されただけではなくて、製造後も毎回動物実験されているのでは… まさに「残酷な美」ではないでしょうか。
製造販売元であるアラガン社は、動物福祉団体からの要請によって、使用する動物の数を3分の1に減らしたとは言っているそうですが、具体的な数字については企業秘密として回答しなかったそうです。
ボトックスは、アラガン社が国際商標権をもつ商品名だそうですから、日本で行われているボトックス注射も同じ商品ですよね…。日本のクリニックは、アメリカ製ではなくアイルランド製を使用しているとか、密輸業者までいるとか、ネットで見てるとなんだか怪しそうなんですけど…
HSUSによるボトックス注射に関するファクトシート:
http://www.hsus.org/web-files/PDF/ARI/botox_factsheet.pdf