昨日は、化審法改正のへむけて開かれた審議会を聞いてきました。

名称が長すぎですが(^^;コレです。報道もされています。

http://www.meti.go.jp/committee/notice/0004722/0004722.html

会場に入ったら、委員もゾロリンといっぱいいたけど、なんと傍聴席も170席!

グレーのスーツのおじさんたちで埋め尽くされていました…。化学系の会社の人たちでしょうか、ビックリです。

法改正は、ワーキンググループをつくって、今後4回にわたって審議をするようですが、構成はどこまでも縦割りのようで、WGも3省にわかれた構成になるみたい。(いったい会合の名前はどれくらい長くなるのだろう…(笑))

化学物質規制はぜひ厳しくしてほしいけれど、でも動物実験が増えるようだったらヤダなー!と思っているのでウォッチングしていこうと思います。

第1回ワーキンググループは、2月19日、第2回は、3月27日、それ以降は未定で、1~1.5カ月おきくらい?で4回まで開催され、夏にはもう一度今日みたいな全体会を開くとのこと。8月にもうとりまとめを発表するそうです。「4回だけで決まるのか?」と言っている人がいたけど、ほんと、表向きにはこれしかない(?)というのはオドロキ。

今日は、第1回から第4回までそれぞれのWGで何を検討するのかが公表されてそれについて意見がだされたんだけど、昨日に続いて今日も「おっ!?」と思ったのは、

「最先端の技術についても検討してほしい、

海外ではアニマルライト(とはっきり言っていたんだよ~!)の観点から

細胞を使った代替試験の開発についても盛り込まれたりしている、

妥当なハザード評価法についても検討してほしい、

安全性について試験方法そのものの研究振興も行ってほしい」

といった主旨の発言をしてくれた方がいました。

感動ですがな~(;;)

傍聴者が多いうえに一番後ろに座っていたのでどなたの発言だったのかまーったく見えなかったのですが、その後の委員の発言等等を総合して考えると日経BJの宮田さんだったのでしょうか??

日経のバイテクのメルマガとっているけど、いままでそんなに代替法のこととか取り上げていた気配はなかったと思うのでもしそうだったらメチャクチャ意外です。議事録は公開なので、あとで確認できますが、待ち遠しいなぁ。

(あー、一言あっただけでこんなにうれしいなんて、動物実験の運動ってほんとに不遇だなー)

改正の具体的な内容は、いまいちまだ(特に動物実験の部分は)ピンと来なかったけど、一つ心配なのは、化学物質規制を求める市民団体が、動物実験を増やす方向で改正運動をするんじゃないかというところです。代替法くらいは認めてほしいところです。化学物質の規制が強まること自体は歓迎なのですが。

代替法については、資料にOECDの取組みが紹介されていて、

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定量的構造活性相関(QSAR)

○QSARを活用する事により、動物試験の低減、低コストでの予測、迅速な予測などのメリットがあることから、主要国では化学物質管理プログラムの中にQSARを活用している。

○定量的構造活性相関(QSAR)の実用化に向けて、加盟各国から提供されたモデルと参照化学物質に関するデータベースをパッケージにしたツールボックスを開発中(ツールボックスフェーズIは、2008年3月に無料公開予定。)

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という話題も載っていました。

うぉっし。

いいとこ探しをしようっと。