先週末から今週月曜日まで、大型霊長類をテーマにしたSAGA10とHOPEが併催されていたんですよね…。結局行くことが出来たのは、日曜日のシンポの午後と月曜日のシンポのChimp Heavenの部分だけでした。月曜日は、日本のサンクチュアリ宇土の話をホントにホントにホントにホントに聞きたかったのだけど、ほかに大事な用事があったのでちょうど話が始まるときに退出しなければなりませんでした。(残念)

でもChimp Heavenの話を聞けたのは(英語だったから理解できてないと思うけどorz)うれしかったです。ここは、アメリカNIHの研究に使われていた元実験チンパンジーたちのサンクチュアリです。広そぅぅぅでした。

http://www.chimphaven.org/

SAGA10のほうは、SAGA結成9年目にして日本で侵襲的なチンパンジーの研究が終結した、という松沢先生の一言をハッキリ聞けてうれしかったです。あー、ほんとになくなったんだぁぁぁ(;_;) (行動学のような実験はまだやっているということになりますが、ワクチンの実験とか、そういう体を張った実験が日本では廃止されたという意味になります)

午後のシンポは、「飼育下のチンパンジーを増やそうとしているわけよね?」という人たちの話でちょっと違和感ありましたけど、日米欧&オーストラレーシアのチンパンジーたちの状況の概略がわかって興味深かったです。(オーストラレーシアの人は、はっきり「野生復帰のために繁殖しているわけではない(だから、亜種ごとの管理はしない方針)」と言っていましたし、実際、繁殖個体の野生復帰はできないと思うので、動物園のために増やしているということだと思います。)

驚いたのは、アメリカにはペットのチンパンジーがいて、その数も把握できていない様子だったこと……。一体どんな飼い方をされているのか、質問すればよかった。そして、実験用チンパンジーの数はまだまだ多くて、1100頭くらいって言ってました?(驚愕) チンパンジー全体で2千数百頭とも言われているらしく、桁が違うんだな、と思いました。

ここに要旨集が載っています。

http://www.pri.kyoto-u.ac.jp/hope/meetings/2007/index.html

会場の外では、各市民団体がブースを出して物販などをしていて、何だかそれがすごく楽しかったです。たった10前後?くらいのブースなのにこんなに見ていて楽しかったから、もっとたくさんの動物系のブースが集まるイベントがあったら楽しいだろうなぁぁぁ。(って、私だけ?)

けっこう財布のヒモ緩んじゃったヽ(´・`)ノ

●お買い物リスト

・Kalinzu Forest, Uganda と書かれているオーガニックコットン・Tシャツ

 オーガニックコットンで1500円はけっこうお買い得じゃない?あーっと、どこの団体だったんだろう?(おいおいっ)

・ジェーングドール・インスティテュート 「Mr. H Jr ぬいぐるみ」

 激カワイイ!! その上、中国製と書いてあるから、一瞬どきどきしたのですが、ちゃんと

 児童強制労働によらない製品だという表示がされていました。(さすが)

 http://www.jgi-japan.org/event/goods%20store.html

・チンパンジー・サンクチュアリ・プロジェクト 写真立てとかステッカーとか

 http://chimp-sanctuary.org/news/saga10/071118.htm

・市民ZOOネットワーク

 「ZOOウォッチング チンパンジーの行動観察編」ほか資料集

 http://www.zoo-net.org/etc/goods.html

・ボルネオ「緑の回廊」プロジェクト カンパしたら缶バッチくれました☆

 http://www.zeri-bct.jp/(リンク切れ)

ほかにもすごいかわいいチンパンジー柄のTシャツ売ってたんだけど、サイズがなくて買いそびれました。。URL載ってるチラシもらったのにどこかわからなくなっちゃった……(大ボケ)