下記の記事にある農水・環境省の研究会を傍聴してきました。

とりまとめの概略案が出されていたので、下記にスキャンしてアップしました。

https://nezumi.info/petfood/

この内容をもとに、まず研究会のとりまとめが決定し、

その後、規制の詳細が決め込まれていきます。

次回(最終回)は11月30日といっていたので、

問題だと思ったところはそれまでに農水省・環境省へぜひぜひ送って

ほしいのですが、個人的には、最大の問題は、

規制対象が犬と猫のペットフードに限定されていること!

だと思っています。

ネズミ飼いさま、ウサギ飼いさま、

フェレット飼いさま、カメ飼いさま、… その他多くの動物飼いさま、

どう思われますか、この点?

栄養や原材料の選択に関してはたしかに種による違いを

考慮しなければならない問題があるかと思いますが、

原材料表示や賞味期限表示、問題があったときのリコール制度などは、

犬・猫とほかのフードを分ける必要はないと思います。

たとえば、よく耳にするアメリカのAAFCOの栄養基準はたしかに犬猫限定ですが、

あれは法律ではなく、実際にはアメリカで飼料全体を規制している法律として連邦法

「食品・医薬品・化粧品法」があり、その中ではとくに犬猫フードだけをペットフードとするような

限定はされていません。

また、今回日本で検討されている法規制は、動物愛護の観点からのものだと

明示されているところがすごいとは思っているのですが、

もし本当に動物愛護の観点から規制がなされるのであれば、

動物愛護法で虐待に罰則のある、ほ乳類・鳥類・爬虫類までのフードは

対象に含めないと法律に整合性が出てこないと思います。

規制は、包装された加工フード全般に対してかけ、

そのなかで特に犬猫フードで問題となる栄養面・原材料面・添加物面での

問題があれば個別に詳細基準などで対応すればよいのではないかと思うのですが。

この研究会は、農水省・環境省合同の審議会ですが、

環境省は動物愛護という理念の部分で関わっているだけのような感じに

なってしまっているので、実質は農水省主導だと思います。

ご意見、ぜひ送って下さい。どうぞよろしくお願いいたしますm(_ _)m

農林水産省消費・安全局畜水産安全管理課

代表:03-3502-8111(内線4545)

ダイヤルイン:03-6744-2008

FAX:03-3502-5611

環境省自然環境局総務課 動物愛護管理室

 代表:03-3581-3351(内線6428、6429)

 直通:03-5521-8331

shizen-some@env.go.jp

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国民意識調査についての結果も資料に含まれていたのですが、

いずれ下記のページにアップされると思います。

http://www.maff.go.jp/www/counsil/counsil_cont/syohi_anzen/pet_food/

以下新聞報道:

ペットフードの安全性、4割が不安 国民意識調査

http://www.asahi.com/life/update/1106/TKY200711060321.html?ref=rss

ペットフードの安全性確保で法規制…農水、環境省が方針

http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20071106i517.htm?from=main5