偶然買った雑誌「クーリエ・ジャポン」には「いまサル繁殖ビジネスが中国で急成長している」という記事が載っていました。

中国で生産される実験用サルの半数が、広西壮(チワン)族自治区で飼育されているのだそうです。日本企業も中国に大きなサル生産施設を作ったりしていますが、この記事ではアメリカへの輸出が急増していることなどが書かれています。

比較的小さな資本ではじめることができ、リスクが少なく、短期間で大きなリターンが望める……まさにお金のためにサルたちが犠牲になっている構造です。

サルの写真は、なんともいえない悲しげな表情ですが、キャプションには「ワクチンの開発には、霊長類での実験が欠かせない」などと書かれています……