共同通信配信で連載企画「独善のメス-病気腎移植」というのが始まっている。第1回は……


犬で腕磨いた「天才」   「唯我独尊」の批判も


というタイトル。


約30年前。愛媛県宇和島市の市立宇和島病院で、夜になると犬の鳴き声が漏れてくる一室があった。解剖台には点滴を受ける大型犬。万波が犬の毛だらけになりながら、移植の練習を繰り返していた。


 「万波先生は移植を始めたころ、役所から処分予定の野犬をもらい、手術の練習をしていた。『犬は血管が太くてつなぎやすい』と言っていた」。当時を知る病院関係者が振り返る。


ひゃ~~~