「Medical Tribune」2005年4月21日号(Vol.38 NO.16)によれば、

赤身肉やサラミ,パストラミなどの加工肉を長期にわたり多量に摂取すると,結腸直腸癌リスクが増加する

という研究が、米国の臨床医学雑誌JAMA(Journal of the American Medical Association)に発表されたそうです。摂取量がもっとも多い群は、最も少ない群に比べて下部結腸直腸癌の発症リスクが50%も高かったのだとか。

これは、50~74歳の成人14万8,000例以上を20年間追跡した大規模試験の結果です。発表したのは、米国癌協会(ACS)疫学研究部門責任者のMichael J. Thun博士ら。

同博士は、「ベジタリアンになる必要はない」とコメントしていますが、アトキンスダイエットも長期間つづけるのはよくないと、断じているようです。